つながる出会い

Episode1:遊びの起点~等身大活動による種まき期~(2015.8.20~2018.3.31)

 

とにかく等身大にひとつひとつの出会いを大切に。

 

出会えた方たちと参加してくれた子どもたちと共につくる"物語遊びワークショップ"は、私にとって“遊びの環境デザイン”であり、創作のプロセス自体が“遊びの発想”でした。

 

遊びの世界の可能性を実感させてくれた貴重な時代でした。Episode1の体験がEpisode2の構想へとつながっていきます。


「あそビルド」×「場」

~等身大活動の事例~(一部)

×公:public

地域にひらかれた場所で

【STORY-1】 物語遊びワークショップ「みんなの風車花摘み園」

場所:伊丹市立図書館本館「ことば蔵」(2015.10.10)30分プログラム

内容:絵本の読みがたりとお花のカタチをした風車づくり

 

「公園のような図書館」がコンセプトの伊丹市立図書館 本館「ことば蔵」 で物語遊びワークショップをひらかせていただきました。近くの猪名野神社をお奉りする宮前祭り期間中の行事ということで、当日はたくさんの方で賑わいました。お祭りに花を添えようと、そして現図書館がうまれる前、この場所が市民の方のためのコスモス畑であったことをうかがって、風車のお花畑をみんなでつくって遊びました。つくったお花は持ち帰ったり、特製の花壇にかざったりしました。秋空の気持ちのように心地よい時間でした。

 

×共:common

多くの方が集う場所で

【STORY-2】物語遊びワークショップ「フクロウのくらす森」

場所:あべのハルカス スカイミュージアム こども美術館  (2015.9.21・23) 

※特別プログラムは30分・自由遊びは1日

内容:絵本の読みがたりとフクロウのかたちをしたお手紙づくり

 

「まなび」をテーマにした 天王寺あべのハルカス27階にある「こども美術館」で 物語遊びワークショップをひらかせていただきました。シルバーウィークにちなんで、赤ちゃんからご高齢の方まで楽しめるふくろう(お手紙の封筒にもなるおにんぎょう)とくらす木をイメージしながら描きました。会場からの眺めは最高。まるで雲の上で遊んでいるようでした。自由に遊べるスペースと特別プログラムで遊べるスペースを用意し、たくさんの方に選んでのんびり遊んでいただけるようにしました。中には1日中いた子もいたほど!ふくろうのにんぎょうをつかって、即興で物語をつくったり、画用紙でお家をつくったり、それぞれの遊びの世界がひろがっていました。

×個:private

特別な集まりの場所で

【STORY-3】物語遊びワークショップ「いろイロみのむしさん」

 

場所:毛利助産所 子育ての会「ひなたぼっこ」(神戸)(2015.11.13) 30分プログラム 

※プログラム終了後 自由遊び40分ほど

内容:絵本の読みがたりとリボンなどを使ったみのむしの工作遊び

 

神戸市東灘区にある「毛利助産所」の産後のお母さんと子どものための 子育ての会「ひなたぼっこ」で物語遊びをひらかせていただきました。今回の遊びは、赤ちゃんが風にゆれるカーテンと目の動きで楽しく関わりあっている様子からひらめいたもの。フワフワのリボンでみのむしのカタチをしたガラガラのような音のなるおにんぎょうをつくりました。素材の手渡し方を物語仕立てにして、ひとつひとつの工作の工程をたっぷり遊びながらゆっくりと仕上げていきました。共に子育てを楽しむ場を大切にされている助産師さんたちの想いをうけて、親子や子ども同士、保護者同士が自然と遊びの中で関わりあえるようこころがけました。和気あいあいとした広場のような遊びの時間となりました。

×私:family

私の家族が集う場所で

【STORY-4】物語遊びワークショップ「めいっこと遊ぶ オバタイム」

 

場所:家・その他

時間・内容:気まぐれ

 

 

H25 年秋にめでてくオバデビューしました。時々ですが、めいっこたちと遊ぶ時間は私にとって至福の時間です。すくすく大きく成長していく姿とものすごい好奇心と、喜怒哀楽な表情。思いっきり生きているその姿がとても愛おしい存在。いつもなにかしらポケットに素材をいれて会いにいきます。そこで即興的にめいっこたちとひらめく遊びの時間“オバタイム”は実に面白くいつも発見があります。さぁ、次はなにして遊ぼうか。身近な存在としてめいっこたちの成長を見届けることができ、これからが楽しみ。