2017~


story:2017年

「あそビルド」×「場」。遊びで創る暮らしの発想をその場にあわせていろんなカタチにアレンジしてお届け。


Story4:物語遊びワークショップ「みんなでわわわわー」

場所:JOY大都ギャラリー〈豊中市立市民ギャラリー〉(大阪府 豊中市) 2017.2.14~19

豊中市立市民ギャラリー特別企画展  +ちいさなこどもたちpresents

「みんなでわわわわー展」

で遊んじゃいました!

☆報告詳細は「+ちいさなこどもたち」ブログまたは、「みんなでわわわわー」FBで!

ブログ: http://childeme.exblog.jp/   FB: 「みんなでわわわわー」で検索☆

 あそビルドな仲間のエメ スズキさん(ダンサー)の発起された「+ちいさなこどもたち」活動が10年目を迎えられます。その特別企画展「みんなでわわわわー展」で一緒に遊ばせてもらうことになりましたー☆

 

 「+ちいさなこどもたち」では「からだ」と「つながり(コミュニケーション)」に焦点をあて、ちいさなこどもたちとの暮らしの中にあふれる「アートのみなもと」を大切にいろいろと活動されています。 

 

 今回の特別企画展ではエメ スズキさん他5人のアーティストと共に、つくったり、描いたり、遊んだり、眺めたり・・・、ギャラリーにいつ行っても、何回でも、楽しめる、毎日、毎秒、その様子が変化していく、6日間まるごと参加型の展覧会でした。


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3つの「あそビルド」な時間をお届け♪

①物語あそびワークショップ

「みんなでわわわわー」

:うたこさんとえめさん(×スペシャリスト 【エメ スズキ 〈ダンサー〉との物語遊びワークショッププロジェクト】)

2017.2/18(土) 14時~15時

×スペシャリスト・プロジェクト 「うたこさんとえめさん」ではダンサーのエメ スズキさんとちいさなこどもたちの暮らしの中に流れるファンタジー(物語性)を大切に、身近な素材とからだをつかった子どもと大人で楽しむ即興劇のような物語遊びの時間をお届けしています。今回は「わ」というカタチやことばの響きをテーマにした物語遊びで「うたこさんとえめさん」の5作品めとなります。はじまりは1冊の絵本、ギャラリー空間を移動しながら絵本を読んでいきました。からだを動かしながら、声を出しながらと全身で物語を味わう。今回は初めてのギャラリー空間で、なおかつ他の参加アーティストと子どもの作品とかかわりあいながら遊びをナビゲートするというお題をいただきました。企画展全体のコンセプトは“わ”。ここから私は、1片の紙からうまれる物語「みんなでわわわわー」というシナリオが浮かびました。“わ”はカタチ、響き、繋がりなどいろんな意味をふくんだことば。そのことばの感触を遊びにちりばめました。もちろん、「うたこさんとえめさん」でお馴染みの不思議ないきものの登場(ダンサー エメ スズキさん)!今回は全身“わ”だらけのわーわーさんに変身して登場です。

わーわーさんが現れると、空間がいっきに非日常な不思議な空気につつまれます。ことばをしゃべらないわーわーさんは動きでこどもたちと気持ちのやりとり、からだをつかって交流がひろがります。こどもたちはギャラリーの作品をからだで感じながらわーわさんと動いて出会っていきます。ちょっと不思議な冒険旅行の後は、みんなで輪になって遊びました。終了後も、子どもたちは前半の工作遊び(わのカタチをしたおにんぎょうづくり)の続きをしたり自由に物語の世界をひろげていました。当日遊びにきてくれた「たまこさん」(音作家:かつふじたまこさん)の即興アコーディオンの演奏も♪とってもゆるやかでちょっと不思議な物語の世界がひろがりました。感覚的に動く即興はやっぱり楽しい!と思える時間でした。


②工作あそびワークショップ

「ワッハッハ“わ”ざぶとんや」

:うたこさんによる物語遊びワークショップ【こどもたちと創る”ワイワイカンパニー”みたいな空間】

2017.2/19(日) 10時~12時

新聞紙などの身近な素材をつかって、まるで福笑いのようないろんな顔のお座布団をつくりました。完成したものは、午後からのトーク会にに遊びに来てくれた皆さんにプレゼント♪限られた材料で子どもたちがそれぞれのペースで創意工夫しいろんな顔のお座布団がどんどん誕生しました!私から提案した今回の遊びのもうひとつの仕掛けはギャラリーという自由入場な人が行き交う環境で、子どもたちが「“わ”ざぶとんやさん」になって遊びを発展させていき、人と自らつながっていく体験をお届けしたく考えました。材料を準備したり、お友達につくりかたを教えたりと自然と役割がうまれていく、子どもたちからうまれた遊びのルールが伝承されていく、そんな一期一会の出会いの中で楽しく自分で役割をつくっていくことが自然にうまれるのは遊びならではの体験。今回は子どもが子どもを呼ぶような、子どもが先頭にたって遊んでいる様子がみられ、まるで市のようでした。子どもたちが夢中に遊ぶことが、結果的に誰かの役にたつ、そんななんだか嬉しい気持ちにつながれば嬉しいです。

②物語あそびワークショップ

「みんなでわわわわー(おとなも編)」

みんなの作品(遊びの光景)にかこまれながら、アーティストによるこどもとアートのであい方のお話会。

はらっぱみたいなギャラリー空間で、子どもと大人、アーティストみんなで遊ぶ時間をひらきました。

2017.2/19(日) 15:00~15:30

ギャラリーに集まった大人と子ども、アーティストみんなで遊ぶ時間として会場を遊びナビゲートしました。声をいっしょに出して読む絵本のよみがたりや18日(土)に行った「うたこさんとえめさん」の新作物語遊び「みんなでわわわわー」のショート版も実施。会場に不思議な音楽とともにあらわれた全身わだらけのわーわーさん(ダンサー エメ スズキさん)の姿に、みんなちょっぴり驚き、最後は一緒にわになって遊びました。のびやかなギャラリー空間で、一期一会の集いの中でうまれる遊びが心地よかったです。それにしても、今回の企画展「みんなでわわわわー」(豊中市立市民ギャラリー特別企画展  +ちいさなこどもたちpresents)はとてもすてきな取り組みでした。期間中、700名を超える方たちがまるで公園のようにのびのび遊ぶ光景に、地域の中にこんな場所があったらすてきだな~としみじみ。このはらっぱに遊びにきたかのようなのびやかな空気感は、主催者やかかわるアーティスト、また遊びにきてくださった保護者の皆さんのこどもへのやさしいみまもるまなざしと、子どもの元気の気持ちがいきわたっていたからだと思います。ほんとうに素晴らしいこちらまでなんだか嬉しくなる時間でした。ありがとうございました!