Episode‐1:【活動の起点】

☆今一度、”わたし”を起点にした等身大活動☆のはじまり

2015.8.02〜2018.3.31

活動の発端…

発想のたね

もし、子どもの遊びの世界でおこっている自然な"表現"を"発想"に転換し抽出できたなら...、遊びの発想から暮らしを創ることができたなら...、どんな光景がうまれるのだろうか...と、30歳を過ぎる頃から自分の中で「あそビルド」の構想イメージが膨らんでいます。

そもそも自分の10歳の時のひらめき「暮らしは物語」という着眼点を起源に動き出した探究。

Social Welfare(しあわせな社会のありかた)のヒントを子どもたちの“遊び”の世界から探ってみようと、大学を卒業してから10年にわたり、乳幼児期の子どもの遊びの環境づくりを自分の仕事としてきました。

たくさんの子どもたちと出逢い遊ぶ中で実感する"毎日を楽しく自分で創るクリエィティブな発想や生き様(マインド)"に私はとても感動し、どんどん魅了されていったのです。
20代...は急に目覚めて動き出したかのようないきおいがあり無我夢中な時代でした。
時間・場所・空間…子どもたちと創造していくような交流(環境)はとても創造的でアクティブな毎日。とても充実していましたが、その一方で、私の日常は忙しさで、どこか生活感のない非日常になってしまったことに、30歳を手前として、ふと気づかされました。
このまま、このスタイルで時間をすすめてよいのだろうか...この日常への回帰願望が、私を再び「暮らし」というものへ興味を向かわせていきました。
こんなふうに「遊びで創る暮らしの発想」の新たな可能性への探究は日常への興味を起点に始まります。
ふと、たちどまりその先の道のりを探る分岐点となったこの時期にうみだした造語、「遊び×セルフビルド=あそビルド」(私が名付けた遊びで創る暮らしの発想の呼び名)は、自分自身のこれから選ぶ道のりに願いをこめるようなことばにも思えます。
 
自分の足元から、自分の手で。遊びのはじまりが等身大であることはとても大事。子どもたちの遊びをみて魅力的に感じる感覚を私自身も大切にしたくて、活動開始11年目となる30代はじめに、活動の拠点となる舞台をより暮らしに近い「地域社会」とすることにしました。自分にとっての暮らしの延長線上にあるような場で等身大に活動していくことに決めました。
 
わたし」を起点にうまれるこころみです。
 
さて、ひといきついたら、なにからはじめようか。

 

自分の足元からひとつひとつ等身大に遊びの発想を種まきする期間の活動を“Episode1”として綴ります。